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ChatGPT 単一チャット エクスポーター

ChatGPT で現在開いている 1 件のチャットを、Markdown 本文と画像ファイルとしてローカル保存するブラウザ Console 用スクリプトです。

免責

  • 本スクリプトは ChatGPT の非公式・内部 API および DOM 構造に依存しています。仕様変更により予告なく動作しなくなる可能性があります。
  • 個人のチャット保全を目的としたユーティリティであり、OpenAI の利用規約の範囲内で各自の責任の下にご利用ください。
  • 無保証です。本スクリプトの利用に伴ういかなる損害についても作者は責任を負いません。
  • ライセンス: MIT

概要

このスクリプトは、ChatGPT のチャットページ https://chatgpt.com/c/<conversation_id> 上で実行します。会話 JSON を取得して本文を Markdown 化し、会話に含まれる画像や添付ファイル(PDF / CSV / TSV / JSON / TXT 等)を assets/ フォルダへ保存します。

出力構造は次の通りです。

<選択フォルダ>/
├── <YYYY-MM-DD>_<title>_<convId8>.md
└── assets/
    ├── file-xxxx.png
    ├── file-yyyy.webp
    ├── file-zzzz.pdf
    └── ...

Markdown 内の画像参照は相対パスになります。

![](assets/file-xxxx.png)

Obsidian や VS Code の Markdown プレビューで、そのまま画像付きで閲覧できます。

重要な注意

このスクリプトは ChatGPT の非公式・内部 API と DOM 構造に依存しています。ChatGPT 側の仕様変更により、予告なく動かなくなる可能性があります。

主な依存先は次の通りです。

  • /api/auth/session
  • /backend-api/conversation/<id>
  • /backend-api/files/<id>/download
  • [class*="overflow-y-auto"]
  • img[src*="estuary/content"]

レート制限を尊重し、短時間に大量実行しないでください。

対応ブラウザ

File System Access API を使うため、Chrome または Edge で実行してください。Safari や Firefox では基本的に動作しません。

使い方

  1. Chrome または Edge で対象チャットを開きます。 例: https://chatgpt.com/c/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
  2. DevTools を開きます。 macOS: Command + Option + J
  3. Console に貼り付け許可が必要な場合は、画面の指示に従って許可します。
  4. chat-single-export.js のスクリプト全体を Console に貼り付けて実行します。 長いスクリプトなので、途中欠落を避けるには DevTools の SourcesSnippets に貼り付けて Command + Enter で実行する方法がおすすめです。
  5. 保存先フォルダを選択します。
  6. 完了すると、選択フォルダに Markdown ファイルと assets/ フォルダが作成されます。

macOS でローカルファイルから確実にコピーする場合は、ターミナルで次を実行してから Console または Snippets に貼り付けます。

pbcopy < ./chat-single-export.js

一括エクスポート

複数の会話をまとめて保存したい場合は chat-bulk-export.js を使います。動作は single と独立した self-contained スクリプトです。

pbcopy < ./chat-bulk-export.js

ChatGPT のページ(https://chatgpt.com/ 配下なら任意)の Console(または Sources → Snippets)に貼り付けて実行します。保存先フォルダを 1 度選ぶと、対象会話を順に取得し、single と同じレイアウトでフラットに保存します。

<選択フォルダ>/
├── _bulk-manifest.json              ← レジューム情報
├── _bulk-queue.json                 ← 会話一覧 API の揺らぎ対策用 queue
├── _bulk-failed.log                 ← 失敗会話の id とエラー
├── _bulk-asset-failed.log           ← asset 単位の取得失敗 (TSV: timestamp / convId / assetBase / source / composite / reason / diag) ※diag は v0.8.17 以降
├── _bulk-run-stats.jsonl            ← 1 run 1 行の構造化統計 (v0.8.16 以降。throttle / decay / pause 情報)
├── 2026-05-08_…_<convId8>.md
├── 2026-05-07_…_<convId8>.md
└── assets/
    ├── file-aaa.png
    ├── file-bbb.pdf
    └── ...

既定設定

const OPTIONS = {
  binBehavior: 'save',
  forceCloseAllFences: false,
  allowLooseQueryId: false,
  recursiveMessageAssetScan: true,
  emitFrontmatter: true,
  emitBlockRefs: false,
  obsidianImageWidth: false,
  includeImagePrompts: false,

  scope: { type: 'all' },
  perConversationDelayMs: 1500,
  resume: true,
  maxBatchPauseMs: 15 * 60 * 1000,
};

emitFrontmatter / emitBlockRefs / obsidianImageWidth / includeImagePrompts の意味は single 側 §OPTIONS と同じです(v8.1 で取り込み)。

オプション 既定値 説明
scope { type: 'all' } 対象範囲。{ type: 'latest', count: N } / { type: 'sinceDays', days: 30 } / { type: 'idList', ids: [...] } も指定可能。旧既定は { type: 'latest', count: 50 }(直近 N 件のみ取得したい場合は count を指定)。idList は会話一覧を経由せず /backend-api/conversation/<id> を直接 fetch するため、見つからない ID は _bulk-failed.log に失敗として記録される。レジューム比較できないので毎回再エクスポートになる
perConversationDelayMs 1500 会話ごとの待機時間(ミリ秒)の初期値 / 下限。v0.8.5 以降は適応制御で、429 観測時に最大 15000 ms まで自動的に伸び、10 件連続成功ごとに 0.7 倍ずつ漸減してこの値まで戻る
resume true _bulk-manifest.json を読み、update_time が変わっていない done 会話をスキップ
maxBatchPauseMs 900000 クールダウン累積待機の上限(ミリ秒)。超えるとバッチを一時停止し、再実行で resume。v0.8.13 以降、conversation / file の cooldown は分離されている。v0.8.15 以降、conversation throttle 通算カウンタは 5 件成功で 1 段階減衰し、cooldown ladder は 60 / 90 / 120 / 180 / 240 / 300 秒の 6 段階。pause は ladder 上限到達 (throttleLadderExceeded) か累積待機超過 (maxBatchPauseMs) のいずれかで発生し、実機では後者が支配的

既定で全会話を順に処理します(scope: { type: 'all' })。会話数が多い環境では長時間バッチになり、conversation API の cooldown で自動一時停止することもあるため、初回はディスク容量・所要時間を見積もってから実行し、停止 → 同じフォルダで resume を回す運用を前提にしてください。直近 N 件のみ処理したい場合は scope: { type: 'latest', count: N } に書き換えます。

bulk の制限事項(重要)

  • bulk は JSON-only / backend-only で動作します。chat-single-export.js が持つ DOM 補正・DOM download fallback は意図的に無効化しています。対象会話の DOM が画面に存在しないため、信頼性のある DOM 経路を構築できないことが理由です。
  • conversation API と file API の 429 / 503 は別 cooldown として扱います。conversation API の throttle が減衰しきれず 6 段階 ladder を超えた場合 (throttleLadderExceeded)、または累積待機が maxBatchPauseMs を超える場合 (maxBatchPauseMs)、manifest / queue を保存して自動一時停止します。実機では後者が支配的。10〜30 分空けて同じフォルダで resume してください (burst 最大化を狙うなら §失敗時 の補足参照)。
  • file API が 429 / 503 を返した場合、cooldown 解除を待って同じ asset を再試行します(DOM fallback には逃がしません)。404 は期限切れや存在しない asset 参照として扱い、cooldown の起点にはしません。
  • _bulk-queue.json は会話一覧 API の一時的な欠落で対象会話が消えるのを防ぐための queue です。削除すると既知会話の union が失われ、次回の list API 結果だけに戻ります。
  • queue 補完分は最新の update_time を保証しません。次回 list が完全に取得できたタイミングで更新検知されます。
  • DOM-only 画像(content.parts[].asset_pointer にも metadata.attachments にも記載がなく、画面の DOM にしか残っていない生成画像)が含まれる会話では、画像が欠落することがあります。画像欠落が疑わしい会話は chat-single-export.js で個別に再エクスポートしてください。bulk → single の出力先が同じレイアウトのため、同じフォルダを再利用すれば追記・上書きされます。
  • bulk は DOM-only の検出機能を持ちません。_bulk-manifest.json には mode: "json-only" が記録されます。

中断と再開

実行中に止めたい場合は Console で次を入力します。

window.__bulkAbort = true

進行中の会話を最後まで保存してから停止します。同じフォルダを選び直して再実行すると、_bulk-manifest.json を読み込み、update_time が変わっていない完了済み会話をスキップして残りだけ処理します。

会話一覧 API の取得件数が前回より少ない場合は、次のような警告が出ます。

⚠️ 会話一覧 API の揺らぎ検出: 今回 N 件 / queue 既知 M 件 (差 M-N) — queue から補完して targets を構築します

この場合も停止せず、_bulk-queue.json に残っている既知会話を対象に含めて処理します。ただし queue 補完分は最新の update_time を保証しないため、完了済みスキップされた会話が実際には更新済みだった場合は、次回 list が完全取得された時点で再判定されます。

失敗時

会話単位の失敗(404、JSON 取得不可、書き込み失敗など)はバッチを止めません。失敗内容は _bulk-manifest.json の該当エントリの status: "failed"_bulk-failed.log に記録されます。

conversation API の cooldown ladder 上限到達 (throttleLadderExceeded) または累積待機が maxBatchPauseMs を超えた場合 (maxBatchPauseMs) は、会話失敗ではなく一時停止として扱います。この場合 _bulk-failed.log には追記せず、manifest / queue を保存して終了します。短く続行したい場合は 10〜30 分空けて同じフォルダで再実行してください。1 run あたりの burst capacity を最大化したい場合は 2.5〜3 時間以上空けるとサーバー側 quota がより回復し、200 件規模の連続成功が期待できます(詳細は docs/throttle-burst-investigation.md §5 参照)。

asset (画像 / 添付ファイル) 単位の取得失敗は _bulk-asset-failed.log に TSV 形式で追記されます。コンソールにも ❌ 取得不可 (HTTP 404) のように HTTP ステータスが表示されます。bulk 完了後に「画像が落ちていそうな会話だけ single で再取得」したい場合は、awk -F$'\t' '{print $2}' _bulk-asset-failed.log | sort -u などで対象 convId を抽出してください。reason 列の主な値:

  • HTTP 404 — 生成画像 (file_XXXX... hex 形式 / sediment 領域) の実体が消失。sediment は 6〜12 ヶ月前後で削除されることがあり、ChatGPT 側で実体が消えているため single でも復旧できません。
  • no_signed_url — ユーザーアップロード (file-XXXX... 短形式) の metadata は残っているが backend が download_url を返さない。期限切れ / 削除のいずれかで、概ね 6〜12 ヶ月で発生し始めます。これも single で復旧できません。
  • signed_HTTP 4xx / invalid_url — 署名 URL は得られたが、その後の CDN/S3 取得で失敗。タイミング起因。
  • HTML_response — backend がログイン HTML を返した。セッションが切れている可能性が高く、再ログイン後に single で再取得を推奨。
  • bin_skip:<mime>OPTIONS.binBehavior: 'skip' で拡張子不明をスキップした (既定の 'save' ではここには出ない)。MIME を見て必要なら binBehavior'save' に切り替えるか、guessExt の判定追加で対応します。

v0.8.17 以降は 7 列目 diag に backend response body の先頭 500 文字 (HTTP <status> / no_signed_url / HTML_response 時のみ) を残します。awk -F$'\t' '$6=="no_signed_url" {print $7}' で body を覗き、error_code などのフィールドから削除イベント / 期限切れ / 権限ロストを分離できる想定です。

画像 ID の事前診断

本文位置への対応付けを確認したい場合は、エクスポート前に diagnose-conversation-assets.js を ChatGPT のチャットページ Console で実行します。

この診断スクリプトは会話 JSON を取得し、次を Console に表示します。

  • JSON 全体に含まれる画像 ID 数
  • 現在の会話チェーンに含まれる画像 ID 数
  • DOM 上の画像 URL から見つかった画像 ID 数
  • メッセージごとの画像 ID 一覧
  • JSON 内のどの path に画像 ID が存在したか

診断結果は window.__assetDiag に、会話 JSON は window.__lastConvo に保存されます。

macOS で確実にコピーする場合は次を使います。

pbcopy < ./diagnose-conversation-assets.js

Console で特に見るべき値は次です。

window.__assetDiag.messageRows.filter(r => r.assetCount > 0)
window.__assetDiag.jsonAssetIds.length
window.__assetDiag.domAssetIds.length

jsonAssetIds が少なく domAssetIds が多い場合、画像 ID は会話 JSON ではなく DOM 側にしか残っていないため、domTurnPositioning が重要になります。

OPTIONS

スクリプト冒頭の OPTIONS で挙動を切り替えられます。

const OPTIONS = {
  binBehavior: 'save',
  forceCloseAllFences: false,
  allowLooseQueryId: false,
  recursiveMessageAssetScan: true,
  domTurnPositioning: true,
  emitFrontmatter: true,
  emitBlockRefs: false,
  obsidianImageWidth: false,
  includeImagePrompts: false,
};
オプション 既定値 説明
binBehavior 'save' 拡張子不明の .bin ファイルを保存するかどうか
forceCloseAllFences false 通常テキスト全体にコードフェンス修復をかけるかどうか
allowLooseQueryId false DOM 側の緩い ID 候補を画像 ID として認めるかどうか
recursiveMessageAssetScan true 各メッセージ JSON 全体から画像 ID を再帰的に探し、本文位置へ近づけるかどうか
domTurnPositioning true DOM 上の画像が含まれていた会話ターンを推定し、そのターンの本文へ挿入するかどうか
emitFrontmatter true YAML frontmatter(title / conversation_id / url / created_at / updated_at / exported_at / model / message_count / tags)を冒頭に出力するかどうか
emitBlockRefs false 各メッセージ末尾に Obsidian 用の block reference anchor ^msg-yymmdd-HHMMSS を付けるかどうか。別ノートから ![[file#^id]] で個別メッセージを埋め込めるようになる
obsidianImageWidth false false または正の整数。整数を指定すると画像 alt が Image|<幅> になり、Obsidian で画像幅を制御できる。CommonMark 互換性とは引き換え
includeImagePrompts false dalle.text2im などの画像生成 tool 呼び出しで送信された JSON プロンプトを、画像直前に fence で出力するかどうか

ユースケース別の推奨設定

ユースケース binBehavior forceCloseAllFences allowLooseQueryId recursiveMessageAssetScan domTurnPositioning emitFrontmatter emitBlockRefs obsidianImageWidth includeImagePrompts
個人のチャット保全 'save' false false true true true false false false
配布・他人に渡す用途 'skip' false false true true true false false false
画像取りこぼしが多い場合 'save' false true true true true false false false
Markdown のコードフェンス崩れを補正したい場合 'save' true false true true true false false false
Obsidian vault に取り込む用途 'save' false false true true true true 60 true
プレーン Markdown のみで運用する場合 'save' false false true true false false false false

迷った場合は既定値のまま使ってください。

設計方針

JSON 起点で画像を収集

会話 JSON の mapping を走査し、各 message オブジェクト内の asset_pointer、attachment ID、生成画像メタデータに含まれる file_... / file-... を抽出します。画面に表示されていない画像でも JSON に含まれていれば保存対象になり、可能な限り該当メッセージの末尾へ挿入します。

DOM ターン位置で補正

生成画像の ID が会話 JSON 内のどの message にも残っていない場合があります。その場合はページ DOM 上で画像が含まれていた会話ターンを推定し、同じ順番の Markdown メッセージへ画像を挿入します。JSON と DOM の両方で位置を特定できない画像だけ、最後の 保存済み未参照画像 セクションへ回します。

DOM はフォールバック

JSON 起点で解決できない画像や、署名 URL が必要な画像については、画面上の estuary/content 画像 URL をフォールバックとして利用します。

backend throttle

画像取得時に backend API から 429 または 503 が返った場合、一定時間 backend 経路を停止し、DOM フォールバックへ逃がします。画像ごとに何度も待機し続けることを避けるためです。

Markdown 本文を壊しにくくする

通常テキストは原文を尊重し、ChatGPT 特有の引用マーカーや PUA 文字だけを除去します。content_type === 'code' のコード本文は、本文中のバックティック数に応じて動的なコードフェンスで囲みます。

Markdown に含めないもの

可読性を優先し、以下のような内部メッセージは出力から除外します。

  • system
  • tool(画像 asset を含まないもの)
  • thoughts
  • reasoning_recap
  • execution_output
  • computer_output
  • system_error

会話の完全な内部ログ保存ではなく、通常閲覧向けの Markdown エクスポートを目的としています。

トラブルシューティング

Uncaught SyntaxError: Unexpected end of input が出る

スクリプトが途中までしか貼り付けられていません。Console に表示されたコードが途中で終わっている場合、末尾の })(); まで入っていない状態です。

完全なスクリプトの末尾は次の形です。

  console.log('   v7.17: YAML frontmatter / block ref / 画像プロンプト保持の OPTIONS を追加しました');
})();

対処方法は次のいずれかです。

  • DevTools の SourcesSnippets にスクリプト全体を貼り付けて実行する
  • macOS なら pbcopy < ./chat-single-export.js で確実に全体をコピーする
  • Console に貼った後、末尾が })(); で終わっているか確認する

content.ts.js などのログが同時に出ることがありますが、多くはブラウザ拡張機能由来のノイズです。Unexpected end of input の本体原因は、ほぼ常に貼り付け欠落です。

画像は保存されるが Markdown 本文に表示されない

ChatGPT の会話 JSON では、画像が content.parts[].asset_pointer ではなく message.metadata.attachments 側だけに入ることがあります。この場合、画像ファイルは保存できても、v7.2 以前では Markdown 本文へ画像参照が挿入されないことがありました。

このリポジトリの chat-single-export.js は v7.16 として、各 message JSON 全体の再帰スキャンに加え、DOM 上で画像が含まれていた会話ターンも使って、画像を本文位置へできるだけ近づけて反映するよう修正済みです。content.parts[].asset_pointermessage.metadata.attachments 以外の場所にある生成画像 ID も拾います。同じメッセージ内で既に描画済みの画像は重複表示しません。

診断結果で role: "tool"multimodal_text に画像 ID が並ぶ会話では、v7.6 以前だと tool メッセージ除外のため本文位置に出せませんでした。v7.16 では、画像やファイル asset を含む tool メッセージだけを Tool output の asset 専用ブロックとして会話順に出力します。asset を含まない tool メッセージは引き続き除外します。

一方で、ブラウジングや資料検索の file_search ツールが返す file-service://file-... は、画像ではなく引用・検索用の内部参照であることがあります。v7.16 では file_search 系 tool メッセージを export asset として扱わず、file_search / file-service のような予約トークンもファイル ID として誤認しないようにしています。

比較表などの tool 出力が CSV/TSV/JSON/TXT として取得できた場合は、可能な範囲で .bin ではなく実体に近い拡張子で保存します。

過去のユーザー添付 PDF などが期限切れで取得できない場合でも、会話 JSON に filename / name / MIME 情報が残っていれば、Markdown には 添付ファイル取得不可 としてファイル名・種類・ID を残します。また、参考情報が tool 側にしか残っていない場合でも、外部 http(s) リンクは 参考リンク として保持します。

本文末に引用処理の残骸として単独の file が残るケースは、通常本文の整形時に削除します。

本文中に {{file:file-...}} 形式の ChatGPT 内部プレースホルダが残るケースも、添付リンクは別途 Markdown 化されるため通常本文から削除します。

本文中の sandbox:/mnt/data/... リンクは、後日開けない内部リンクです。v7.16 ではリンク先を残さず、ファイル名だけを 添付ファイル取得不可 として保存します。

Canvas やドキュメント作成系の内部メッセージは、通常の assistant 返答ではなく recipient が内部ツール名になっていることがあります。v7.16 では canmore / canvas / document / textdoc / artifact 系の文書作成メッセージを検出し、文書本文を Document ブロックとして Markdown に残します。

通常本文に偶然出てきた裸の file-... 文字列は再帰収集しません。これにより、同一添付の重複表示や lowercase 化された偽 ID の混入を抑えます。

また、file-service://file-...sediment://file_...#... のようなスキーム・フラグメント付き ID と、保存済みファイル名の base ID がずれるケースにも対応しています。描画できなかった場合は Console に 🔎 描画失敗: ログを出し、window.__lastConvowindow.__lastExtMap で後追い診断できます。

それでも本文中の位置へ対応付けられなかった取得済み画像は、Markdown 末尾の 保存済み未参照画像 セクションへまとめて列挙します。これにより、取得済み画像が Markdown から完全に欠落することを避けます。

「チャットページで実行してください」と表示される

URL が https://chatgpt.com/c/<id> になっているか確認してください。共有 URL や /share/... 形式には対応していません。

ログインしているのに token が取れない

/api/auth/session の仕様変更、ログイン状態の不整合、または別ドメインで開いている可能性があります。ページを再読み込みしてから再実行してください。

会話 JSON の取得に失敗する

Console の HTTP ステータスを確認してください。429 の場合はレート制限です。404403 の場合は、チャット ID、ログイン状態、または内部 API の変更が疑われます。

画像が一部取れない

まず既定設定で実行し、取りこぼしが多い場合は次を試してください。

allowLooseQueryId: true

それでも取れない場合は、ChatGPT 側の画像 URL 構造が変わっている可能性があります。DevTools の Network タブで実際の画像 URL を確認し、DOM 収集部分のセレクタや ID 抽出ロジックを調整してください。

.bin ファイルが出る

拡張子を判定できなかったファイルです。v0.7.21 以降の single では Office 系 MIME(docx / pptx / xlsx など)は通常の拡張子で保存されます。それでも .bin になる場合は、ChatGPT 側の応答 MIME が欠落しているか、独自形式の可能性があります。チャット保全を優先する場合は保存しておき、不要なら削除してください。配布用途では次の設定がおすすめです。

binBehavior: 'skip'

Markdown のコードブロックが崩れる

通常は content_type === 'code' のみ動的フェンスで保護します。通常テキスト全体にも修復をかけたい場合は、次を有効化できます。

forceCloseAllFences: true

ただし、通常本文の Markdown を意図せず変える可能性があります。

運用方針

v0.7.21 (chat-single-export.js) は、個人のチャット保全を主用途とした実用版です。v7.2 から、message JSON 再帰スキャン、DOM ターン位置マッピング、attachments 由来の画像反映、画像付き tool メッセージの本文順出力、file_search 参照ノイズの除外、取得不能添付ファイル名の保持、外部参考リンクの保持、重複 asset 参照の抑制、引用残骸・file プレースホルダ・期限切れ sandbox リンクの除去、Canvas/文書作成メッセージの保持、asset alias 解決の強化、保存済み未参照画像の末尾補遺、v7.15 で DOM 画像 fetch および署名 URL fetch のホスト・スキーム検証、v7.16 で出力ディレクトリを images/ から assets/ に変更(非画像添付も同じフォルダに収まるため)、v7.17 で YAML frontmatter のデフォルト出力と Obsidian 連携用 OPTIONS(emitBlockRefs / obsidianImageWidth / includeImagePrompts)を追加、v0.7.18 で Business / Enterprise 環境向けに ChatGPT-Account-Id ヘッダ自動付与と同一オリジン署名 URL の Cookie 維持を追加、v0.7.19 で sediment / 生成画像のダウンロードエンドポイントを /backend-api/files/download/<id>?conversation_id=… 形式に揃え、v0.7.20 でファイル名末尾の衝突回避 ID を UUID 末尾 8 文字に変更(先頭 8 文字は UUID v7 の採番秒で衝突する。同日同タイトル時の上書きデータ消失を防止)、v0.7.21 で Office 添付 MIME と ZIP magic の拡張子判定、backend / DOM 取得失敗理由のコンソール表示を追加しました。これ以上の変更は、正しさの改善というより運用方針の選択になります。

v0.8.16 (chat-bulk-export.js) は単一エクスポートの姉妹スクリプトとして、複数会話の一括取得を JSON-only / backend-only で行います。DOM 経路を持たないため画像取りこぼしの可能性がある反面、レジューム可能でレート制限を尊重したアーカイブ用途に適します。v8.1 では single の v7.17 と同じ Obsidian 連携用 OPTIONS(emitFrontmatter / emitBlockRefs / obsidianImageWidth / includeImagePrompts)を取り込み、v0.8.2 で ChatGPT-Account-Id ヘッダ付与と同一オリジン署名 URL の Cookie 維持を追加、v0.8.3 で sediment / 生成画像のダウンロードエンドポイントを ChatGPT 本体と同じ /backend-api/files/download/<id>?conversation_id=… 形式に揃えて Business / Team 環境でも生成画像が保存できるようにしました。v0.8.4 で既定 scope を全件モード ({ type: 'all' }) に変更。v0.8.5 で conversation/ エンドポイントの 429 を cooldown 機構に接続して連鎖待機を圧縮、perConversationDelayMs を適応制御化し、バックオフ初期値を 5 秒に。v0.8.6 で resume 状態の起動ログを追加。v0.8.7 で tsToSeconds の数値 passthrough バグ(resume が常に不一致になっていた)を修正。v0.8.8 で resume 比較に ±2 秒の許容を導入し manifest は list 側の update_time を優先保存(API drift 対策)。v0.8.10 でログから会話 ID 抜粋を削除し [i/N] インデックスのみで識別。v0.8.11 で single と同じくファイル名末尾の衝突回避 ID を UUID 末尾 8 文字に変更(同名ファイル上書きでのデータ消失を防止)。v0.8.13 で _bulk-queue.json による会話一覧 API の揺らぎ対策、conversation/file cooldown 分離、conversation throttle 通算 5 回での自動一時停止を追加。v0.8.14 で guessExt に Office Open XML (docx/pptx/xlsx) と旧 MS Office (doc/ppt/xls) の MIME 判定を追加(backend が multipart/form-data を返す OOXML ケースを ZIP マジックバイトで .zip フォールバックする保険付き)、asset 取得失敗時の HTTP ステータスをコンソールへ出力、_bulk-asset-failed.log を新設して single 再取得対象を機械可読で抽出可能に、conversation throttle 通算カウンタの連続成功減衰を追加しました。v0.8.15 では実機ログで減衰が発火しなかった問題に対応し、減衰閾値を 5 件へ短縮、throttle 用成功カウンタを delay 制御リセットから分離、cooldown ladder を 6 段階へ拡張しました。v0.8.16 では run-scoped 統計 (runStats / _bulk-run-stats.jsonl) を追加して burst capacity の観測と事後分析を可能にし、関連 docs (AGENTS.md / CLAUDE.md / README.md) の v0.8.15 実装とのズレも解消しました。v0.8.17 で _bulk-asset-failed.log に diag 列を追加し、no_signed_url / HTTP <status> / HTML_response 発生時の backend response body を 500 文字まで残せるようにしました。普段は single を、まとめて取りたい時だけ bulk を使う運用を想定しています。

まずは既定値で使い、具体的な不都合が出た場合にだけ OPTIONS を変更してください。

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ChatGPT の 1 件のチャットを Markdown + 画像としてローカル保存する DevTools Console 用スクリプト / Export a single ChatGPT conversation as Markdown and images via the DevTools console

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