このプロダクトでは、Google Cloudの以下のサービスを利用します。
- 推論: Google Cloud Vertex AI
- 音声認識: Google Cloud Speech-to-Text
Caution
Google Cloudの利用には、一定金額、一定期間無料で利用できる利用枠がありますが、その後は従量制料金で課金されます。利用状況に応じて高額請求されるリスクがあります。
初期構築手順は以下の通りです。
- Googleアカウントを作成する
- Google Cloudのプロジェクトを作成する
- 利用するサービスを有効化する
- Vertex AIにて、利用するモデルを有効化する
- サービスアカウントを作成する
- サービスアカウントに、必要なロールを付与する
- サービスアカウントの秘密鍵を作成し、ダウンロードする
以下の操作もできるようにしておくとよいでしょう。
- 現在の費用を確認する
- 予算を設定し、一定以上の費用が発生しそうな場合に通知するようにする(自動で停止はしません)
Googleアカウントを持っていない場合は、以下のページから「アカウントを作成する」をクリックし、Googleアカウントを作成してください。
Googleアカウント
既に利用できるGoogle Cloudのプロジェクトをお持ちの場合は、そちらを利用しても構いません。
以下のページより、「無料で開始」を押し、無料トライアルに進んでください。
Google Cloud
住所等の登録が必要です。 登録後、「プロジェクトの作成」に進みます。
コンソールにアクセスします。
画面左上のプロジェクト名をクリックし、プロジェクト選択のダイアログを開きます。
「プロジェクトを作成」をクリックし、プロジェクトの作成画面に進みます。
Project Nameに「stackchan-dev-74th」など適当なプロジェクト名を入力し、「作成」をクリックします。
作成後、プロジェクトを選択します。
検索バーをクリックして、検索欄を表示します。
ここに、以下で「Cloud Speech-to-Text API」と検索し、出てきたサービスをクリックして、サービスのページに遷移します。 この時、ドキュメントページとAPIページが検索結果に出てきますが、APIのアイコンを確認して、APIページを選択してください。
「有効にする」をクリックして、APIを有効化します。
合わせて、以下のAPIを有効化してください。
- (上記で実施済み) Google Cloud Speech-to-Text API
- Google Cloud Text-to-Speech API
- Vertex AI API
Vertex AIでは、Google提供のモデルは初期状態で利用可能になっていますが、Claudeなどのパートナーモデルは利用する前に有効化が必要です。 ここでは、Anthropic の Claude Haiku 4.5 を有効化する方法を説明します。
モデルの有効化は、モデルのカタログページである Model Garden から行います。
検索欄にて、Model Gardenと検索し、Model Gardenのページに遷移します。
Search Modelsの欄に、利用するモデル名を入力します。 「Claude Haiku 4.5」と入力して検索し、出てきたモデルをクリックします。
「有効にする」をクリックしてモデルを有効化します。
利用先についての照会が表示されるので、入力します。 個人の利用であれば以下のように入力してください。
- Business Name(会社名): 氏名 (Personal)
- Business website(会社のウェブサイト): 個人であることを示せるURL(例: TwitterのプロフィールURLなど)
- Contact email address(連絡先アドレス): 連絡可能なメールアドレス
- Where is your Business headquartered(本社所在国) : Japan
- Who are your intended users of Claude models(Claudeモデルの想定ユーザー): Internal employees
- What are your intended use cases for Claude models(Claudeモデルの想定ユースケース): self-built home voice assistant application for personal use
- (日本語訳) 個人開発、個人利用のホーム音声アシスタントアプリケーション
- Do any of your use cases have additional requirements per Anthropic's Acceptable Use Policy?: Yes
- 高リスク事例や追加ユースケースに該当するかの質問です。高リスク事例は「法務」「ヘルスケア」「保険」「金融」等で、追加ユースケースとは「消費者向けチャットボット」、「未成年向け製品」「エージェントによる利用」「ClaudeのMCPサーバーの利用」を指します。「エージェントによる利用」であるため、Yesを選択します。
- If yes, please describe how you plan to meet the additional requirements.(追加要件はどのように守るか): Used only in a personal home environment by the developer.
- (回答日本語訳) 開発者の個人の家庭環境でのみ使用します。
次に承諾確認ページが表示されるため、内容を確認の上、Terms and agreementsにチェックを入れて、「同意(Agree)」をクリックします。
成功の表示が出ればモデルの有効化は完了です。
Google Cloudでは、特定のGoogle Cloudのサービスを利用する権限を持ったサービスアカウントを作成して、そのサービスアカウントの認証情報を使ってAPIを呼び出すのが一般的です。 ここでは、サービスアカウントの作成方法を説明します。
検索欄にService Accountsと入力し、サービスアカウントのページに遷移します。
Create Service Accountをクリックして、サービスアカウントの作成を開始します。
サービスアカウントの名前を入力し、Create and Continueをクリックします。
Select a role から以下のロールを選択して追加します。
- Cloud Speech Client(日本語名: Cloud Speech クライアント)
- Vertex AI User(日本語名: Vertex AI ユー ザー)
設定後、Done(完了)をクリックします。
なお、後からロールを追加することも可能です。 サービスアカウントページのサービスアカウントのEmailをクリックします。
タブのPermissionsを開き、Manage accessをクリックします。
表示されるAssign rolesに「Add another role」で必要なロールを追加して、Saveをクリックします。
サービスアカウントのページにて、作成したサービスアカウントのEmailをクリックします。
タブのKeysを開き、Add Key > Create new keyをクリックします。
キーの種類の選択が表示されますが、JSONを選択して、Createをクリックします。
すると、秘密鍵が作成され、JSONファイルがダウンロードされます。 このJSONファイルを安全に保管しておいてください。
現在の使用状況を確認するには、検索欄に「Billing Accounts」と入力して、Billingのページに遷移します。
日毎の費用が表示されます。
CostはAPI利用料による費用ですが、Savingsは無料利用枠などによる割引額を表しています。 Total costが実際に請求される費用です。
より詳細にみるには、下部の「View details on Reports」をクリックします。 すると、以下のように項目別の費用が表示されます。
Google Cloudでは、一定の金額を超えたら自動で停止するような仕組みはありません。 しかし、一定の金額を超えたらメールで通知するようにしておくことができます。
検索欄に「Budgets & alerts」と入力して、Budgets & alertsのページに遷移します。
予算の作成(Create Budget)をクリックします。
名前、時刻レンジ、対象のプロジェクトを設定します。
次に進み、予算とする金額を設定します。
最後に通知するタイミング(予算の何%に達したら通知するか)を設定します。
これで、Finishをクリックします。 これで、プロジェクトを作成したメールアドレスに対して、予算超過で通知が行くようになります。



























